アイデアの部での大賞受賞というだけとても嬉しいことでありますが、これで研究室としても3年連続のアイデア大賞受賞となり、その喜びもまたひとしおです。

アイデアの提案、コンピュータシミュレーションによる検証、そして実験モデルの製作と実験という過程を経て、今回のコンテストでのプレゼンテーションに至りました。工学では、紙上の議論にとどまらず、物事を総合的に考えることが大切であることを実感しました。

このアイデアを実際のミッションとして実現するためには、まだまだ検討不十分です。しかし宇宙には人間の好奇心と探求心をかきたて、心を引き付けて離さない不思議な力があります。これからも実際の宇宙ミッションを常に頭に入れて、研究活動を続けていきたいと思っています。今はまだ自分自身が宇宙に行くことはないけれど、私たちの提案した宇宙機が宇宙へ飛び立つ日が来ることを夢見ています。
衛星設計コンテスト出場にあたり、ご指導いただいたみなさんに感謝します。

浅井央章・久宮美穂